赤ちゃん歯科ネットワーク 第28回の御案内

日 時 平成30年8月23日(第4木曜日)


 ●午前の部 9時30分~12時 (受け付けは9時から)
・赤ちゃん姿勢発達教室

 指導 講話 吉田敦子先生(助産師・当会相談役)
会員のみ見学可能です。
指導を受ける4カ月未満の赤ちゃんをご紹介いただきありがとうございます。
毎回定員を上回るお申し込みがありますので、先着5名とさせていただきます。

紹介いただける方は優先的に見学できます。

 

会場:筑波銀行 つくば営業部
茨城県つくば市竹園1-7
つくばエクスプレス つくば駅下車 A4口より徒歩約5分
http://reference.tsukubabank.co.jp/spot/detail?code=0000000030


●午後の部 講演会 13時から16時 まで 
会場: 筑波銀行 つくば営業部(午前中と同じ会場です)

 

 

  「小児から学ぶ摂食咀嚼嚥下障害への対応

 

     舘村 卓 (たちむら たかし)氏

 

 


小児から学ぶ摂食咀嚼嚥下障害への対応

日本人の寿命は1947年に50歳を越えた後,1年で0.5歳ずつ確実に伸びました.この事実に医療を含めた全ての社会システムは気付かず,大衆が超高齢化した最近になり大慌てしています.1947年頃の一生の終わり頃の一時期に一つだけ疾患を有した頃は,疾患治療さえすれば医療の目的を達成できましたが,一つだけの疾患を治療する考え方は,一生で複数の疾患を有し,それらが治らずに生きる現在の高齢者の生活参加の支援には無効です.
口から食事を摂ることは、消化管機能を維持でき,栄養摂取率を向上させて生活参加のための身体機能を維持することによりフレイルティサイクルの成立を防止します.このことは高齢者のみならず,いかなる年齢や身体状況であっても共通しています.そのための取り組みのためには,子供が離乳期を経て成熟型の摂食咀嚼嚥下機能を獲得する過程の理解が大いに参考になります.
今回、生後から成熟型の機能の獲得までの過程をもとに,経過を阻害する因子,促進するための考え方,一回嚥下する上での調節様相と問題への対応について考えます.その中でいまだ議論の多い早期の舌小帯手術や口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能の重要性についても触れます.


略 歴
  舘村 卓 (たちむら たかし)     
 昭和56年 大阪大学歯学部卒業
 昭和60年 大阪大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
 昭和61年 大阪大学歯学部附属病院 口腔外科助手
 平成元年 大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部 講師
 平成 9年 イリノイ大学 口蓋帆咽頭(いわゆる鼻咽腔)閉鎖機能の共同研究
 平成12年 大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部 助教授兼副部長
 平成19年 大阪大学大学院歯学研究科 高次脳口腔機能学講座 准教授
 平成19年11月~ 一般社団法人TOUCH(※)代表理事
 平成26年4月~ 大阪大学大学院歯学研究科を辞し、TOUCH業務に専従

※TOUCH 平成18年、口腔ケアを通じて「生涯、口から食べること、そして人らしく生きることを支援する」を合言葉に設立した無限責任中間法人として設立した法人(平成21年 一般社団法人に移行した)。業務は、施設の特性と利用者の様態や要請に基づいて、対象者の評価と職員の知識・技能レベルの評価を行ない、ニーズに応じたサービスが提供できるように職員と施設の質を高めるプログラム(講習・実習、定期的再評価)の提供を行っている。定期的に基礎セミナーとアドバンストセミナーを開催している。大学ならびに社員の臨床および研究を通じて得られた知見を、広く社会に還元することを目的としている。


著書
・摂食嚥下障害のキュアとケア 第2版(単著 医歯薬出版)
・口腔ケアプログラムの作り方(単著 永末書店)
・口蓋帆・咽頭閉鎖不全-その病理・診断・治療(単著 医歯薬出版)
・絶対知りたい義歯のこと(共著 医歯薬出版)
・多職種協働チーム先制医療での口腔ケアFAQ50(共著 医歯薬出版)
・歯科衛生士のための口腔機能管理マニュアル(共著 医歯薬出版)
・理学療法士のための在宅療養者の診かた(共著 文光堂)
・息切れの診かた(共著 文光堂)
・摂食嚥下リハビリテ-ション第3版(共著 医歯薬出版)
・DVDで学ぶ神経内科の摂食嚥下障害(共著 医歯薬出版)
・摂食嚥下リハビリテ-ション第2版(共著 医歯薬出版)
・誤嚥性肺炎-抗菌薬だけに頼らない肺炎治療-(共著 医歯薬出版)
・摂食嚥下ケアがわかる本(共著 エピック)
・新・口腔の生理から「どうして」を解く(共著 デンタルダイヤモンド)
・基礎歯科生理学 第6版 (共著 医歯薬出版)
・神経・筋疾患 摂食・嚥下障害とのおつきあい(共著 全日本病院出版会)

 

翻訳
・ゼムリン 言語聴覚学の解剖生理(単訳 医歯薬出版)
・神経科学-コミュニケ-ション障害理解のために第3版(単訳 医歯薬出版)
・嚥下障害の臨床マネジメント(共訳 医歯薬出版)

 

 

●参加費 会員3000円  非会員5000円  (事前に振込みをお願いします。)

  ★ 振込先 ★
・ゆうちょ銀行のお振込の場合
  記号10900
  番号24461331
  シャ)アカチャンシカネットワーク

・他の金融機関からお振込の場合
  ゆうちょ銀行
  098(ゼロキュウハチ)支店
  普通 2446133
  シャ)アカチャンシカネットワーク


●参加ご希望の方は、下記の申し込みフォームにご記入の上、送信してください。

●申し込み締め切り日 8月17日(金) 参加費振込締切日8月21日(火) 

 

※2018年度 今後の予定
 ○10月18日:三谷寧先生「歯科で行う気道改善の実例」北村義久先生「乳幼児の口腔の現状 歯科の取り組み」 
       三池輝久先生「子どもの睡眠の現状・問題点・対策」

 (会場:10月大崎『ゲートシティ大崎イーストタワー4階 プレデンシャル生命会社内会議室」)

10月の午前中は吉田敦子先生による『姿勢・発達教室』はございません。
 

 
開催当日の連絡先 事務局 高橋美香 ケータイ070-7471-1051

 

第28回例会 申し込みフォーム

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