大阪特別例会の御案内

 

 

『姿勢発達教室』と『口の形態と機能の発達から見た食育

 

日にち 2019年5月12日(第2日曜日)
●時間 9時30分〜16時20分   受付開始 9:15~

  昼食 12時00分~13時00分

●場所 サニーストンホテル 江坂

大阪府吹田市広芝町10-3 06-6386-0001

https://www.sunnystonehotel.co.jp/pc/sunny_1/

スケジュール
9:15~ 受付開始

9:30~12:00 赤ちゃんの姿勢発達教室 
12:00~13:00 
昼食 

13:00~13:10 代表理事石田房枝による赤ちゃん歯科ネットワークについてのお話

13:10~14:40 第一部 午前中の『姿勢発達教室』の動画を見ながらの解説・質疑応答

14:50~16:20 第二部 口の形態と機能の発達から見た食育
             ~地域で得られたエビデンスに基づく離乳期の食支援~

定員:100名(先着順)

ただし、午前中の『赤ちゃんの姿勢発達教室』は会員のみの見学となります。

 


●午前の部 9時30分~12時 (受け付けは9時15分から)
・赤ちゃん姿勢発達教室
  会員のみ見学可能です。

指導 講話 吉田敦子先生(助産師・当会相談役)

 

講演要旨
「姿勢発達教室」では
ご参加いただいたお母さまに向けて
べびぃの発達の道筋、発達に合わせた姿勢・抱っこ・ねんね・体操や遊び、発達にあった育児用品の選び方などをお話をした後に個別の相談を行います。

 

講師プロフィール

吉田敦子先生
1983年 東京大学医学部附属助産婦学校卒業 
2011年 NPO法人母子フィジカルサポート研究会代表理事
現在、妊産婦と赤ちゃんのための整体サロンMommy&baby高輪主宰の傍ら
NPO法人母子フィジカルサポート研究会 代表理事・認定講師として
母子支援者に、フィジカルサポートを伝えている

(公社)日本助産師会会員
(公社)日本看護協会会員
(一社)日本母性衛生学会会員
日本母乳哺育学会会員
(一社)日本思春期学会会員
(一社)赤ちゃん歯科ネットワーク相談役

 共書:『おなかにいるときからはじめるべびぃケア』 合同出版 2012年
    『新版 おなかにいるときからはじめるべびぃケア』 合同出版 2018年
    『思春期Q&A』 (一社)日本家族計画協会 1996年

 

● 午後の部 講演会 13時から16時20分まで 

13時~13時10分 石田房枝代表理事による赤ちゃん歯科ネットワークについてのお話


第一部 吉田敦子先生 「午前中の『姿勢発達教室』の動画を見ながらの解説・質疑応答 」
第二部 四元みか先生 「口の形態と機能の発達から見た食育 ~地域で得られたエビデンスに基づく離乳期の食支援~」

<抄録>
子どもたちの口に関しては、高度経済成長期においてはう蝕が最大の問題でした。ところがその後の半世紀の間に子どもたちの口の問題は、顎の発育不全や歯並びなどの形態、そして咀嚼、嚥下、発音、呼吸、頭位(姿勢)などの機能に関するものにシフトしてきました。健常児として生まれた子どもたちの成長発育の過程で、咀嚼器官の発育不全が生じていると言ってもおかしくない状況にあります。
日本の3歳児健診における咬合異常を有する者の割合は12.3%(平成27年度)ですが、都道府県によって5.6~20.7%と開きがあり、一方、診査者と診断基準を統一した学術論文では40~50%という報告が多数あります。鹿児島県歯科医師会で県内の一自治体(人口約10万人)の3歳児健診(平成21年生まれ)で同様の統一基準で診査したところ、不正咬合を有する者の割合は43%でした。また同会で行った鹿児島県下の保育園・幼稚園における調査(平成22年)では、3歳未満の16.8%、3歳以上の13.5%に噛めない子がいることが分かりました。1986年の全国4,935保育園の調査(1.7%)の約10倍です。こられは3歳の時点ですでに咀嚼器官の発育不全が顕在化していることを意味していると言えます。
子どもの咀嚼器官は哺乳期、離乳期を通して発達していきますが、口の発達の要となる母乳育児率はこの10年間で増加したものの3か月で54.7%(平成27年度乳幼児栄養調査)しかなく,離乳期以降の食生活は栄養素、カロリー、消化効率が重視され、さらにライフスタイルの変化から簡便さがより追及された結果、グローバルで季節感が無く噛み応えのない加工食品で溢れてしまいました。子どもの口の発達を促す食の文化が根本から揺らぎつつあるのが日本の現状であり、その問題に最も直面しているのが保育の現場です。家庭で十分とは言えない食事や食の躾のフォローのみならず、孤独な環境で子育てをしている若い母親へ子育てそのものの支援も担っているのが保育の現場という現状があります。
 本講演では、鹿児島県内における保育の現場で得られた噛めない子に関するデータをもとに食べられない子どもたちの現状を解説し、また7か月から3歳児までの乳幼児健診において摂取食品のコホート調査で得られたデータをもとに、3歳で平均的な食品を食べられる子どもたちが、7か月以降どのように食品を摂取していたかを解説し、エビデンスに基づいた乳幼児の食支援についてお話させていただきたいと思います。

講師プロフィール

 

四元 みか先生

 鹿児島県地域歯科保健委員会

 医療法人順正会よつもと矯正歯科


 1988年 長崎大学歯学部卒業
      鹿児島大学大学院歯学研究科博士課程(博士歯学 1993年)
1992年 鹿児島大学歯学部附属病院助手
1995年 四元歯科勤務
2001年 よつもと矯正歯科開設


<資格>
日本矯正歯科学会認定医


<関連文献>
・四元みか,伊藤学而.食生活指導により咀嚼機能を獲得した噛めない(ちゅぱ食べ)子の報告.小児保健かごしま 2009;22:20-21.
・伊藤学而,四元みか.矯正歯科医からの食育の提案.小児保健かごしま2009;22:24-32.
・四元みか,伊藤学而.おっぱい顔コレクション2009.日本顔学会誌 2009;9(1):235.
・四元みか,奥 猛志,川越佳昭,他.鹿児島県内幼 稚園・保育園における-噛めない子,飲み込めない子-の実態について.小児保健かごしま 2011;24:6-7.
・四元みか,川越佳昭.固形食移行期における20食品の摂取状況についての縦断的調査~鹿児島県の一地方自治体における7か月児健診から3歳児健診までのアンケート調査~.小児保健研究 2018;50:50-60.

 


●参加費 会員3000円  非会員5000円 

  (事前に振込みをお願いします。また、お振込明細をもって領収書とさせていただきます。)

振込み名義は参加者名にてお願いします。法人名の場合確認が出来ない場合がございますので、ご協力よろしくお願いします。

 ※お振込後のキャンセルについて
  7日前まで 振込み手数料を差し引いての返金

  6日前から3日前まで キャンセル料 50%
  2日前から当日 キャンセル料 100%

 

 ★ 振込先 ★

・ゆうちょ銀行からのお振込の場合
  記号10900
  番号24461331
  シャ)アカチャンシカネットワーク

・他の金融機関からのお振込の場合
  ゆうちょ銀行
  098(ゼロキュウハチ)支店
  普通 2446133
  シャ)アカチャンシカネットワーク


●参加ご希望の方は、下記の申し込みフォームにご記入の上、送信してください。

●申し込み締め切り日 2019年5月7日(火) 振込締め切り 5月9日(木)

 定員になり次第、締め切りとさせていただきます。

 
開催当日の連絡先 事務局 高橋美香 ケータイ 070-7471-1051

 

大阪特別例会 申し込みフォーム

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